<診察について>
来院前は、食事を制限するなど特別な事をしてもらう必要は有りません。診察は、左側を下にして横向きに寝てもらう姿勢「左側臥位」で行います。はじめに、 排便直後の肛門と同じ状態を見るために浣腸(便を出すためではありません)をしてもらい、ベッドで診察をします。自分の病気について、良く理解してもらう事を一番とし、理解した上で病状にあった最適な治療をすることを原則としています。
<手術について>
手術が必要な場合、基本的には入院による手術を勧めています。病気を良く理解してもらうこともでき、また、日常の様々なストレスからもはなれ楽に治すことが出来ると考えているからです。 ただし、当医院からご自宅までの距離等の条件が合う場合は、外来での日帰り手術も行っています。入院期間は、病気の種類や程度、通院のしやすさなどできまり、術後1日〜2週間程度になります。
術前に「肛門内圧」の測定を行い、ある程度術後の疼痛の強さを予測して「さきどり鎮痛」等、術後の疼痛緩和をはかっています。
手術以外の治療法で、内痔核(いわゆるいぼ痔です)の程度によって注射による「痔核硬化療法」も行っています。これは比較的軽めの内痔核に効果が望めるもので、痛みもなく、外来通院で行うことが出来ます。
また、肛門疾患の原因の一つである便秘については、十分に理解してもらい、正しく治療にあたってもらうようにしています。 |
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