まずは舌癌・喉頭癌などの悪性腫瘍やその疑いのあるものを見逃さないことが必要です。次に、一般診療においては少しでも早く的確な診断をし、それに対する的確な治療を行うこと。それには、患者さんの訴えに耳を傾け、さらに病気についての説明をしっかりと行い、患者さんの治療に対する理解を深めてもらうことが必要です。
耳鼻咽喉科領域は自分で直接見ることができないため、病気を認識することがなかなか難しく、ほったらかしになってしまうことが多いのです。これらの多くは医師と患者さんとのコミニュケーションが不足しているのが大きな原因だと思われます。
当院ではそのようなことがないように病院の敷居を低くし、気軽に何でも相談できるような雰囲気作りを心がけています。そして、来ていただいた患者さんに「この病院に来てよかった」「この先生、このスタッフのいる病院でよかった」と安心してもらえることを目標としています。まだ開業して間も無いですが、今のところ我々の方針を多くの患者さんに理解していただき、信頼していただいているように感じております。
大学病院時代には一般診療や手術、研究に従事する中で多くの患者さんを診させてもらってきました。これからは、そこで得たものを患者さんにすこしでも還元できれば、と考えています。初心を忘れることなく、患者さんを一番に考えた診療を継続できるようがんばってまいりますのでよろしくお願い致します。
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